これは前にYahoo!ブログを立ち上げていたときに書いた内容と同じになるのですが、自分の中でも1,2を争う衝撃的な経験のひとつです。
もうかなり前になりますが、皆さんご存じのように「口さけ女」が全国的に流行ったことがありました。
自分はそういう物は噂に過ぎないと思っていましたし、気にもしていませんでした。
東京都心の某有名大型百貨店に、当時の彼女とショッピングをしていた時です。
両サイドに洋服売り場が並ぶフロアーを歩いていた自分たちの前に、ちょっと目立つ雰囲気の女性が歩いていました。
袖や襟がフアフアの羽で出来た暖かそうな真っ赤なコートに手は白い手袋。
頭は茶髪のボリュームある、いかにもカツラの“おかっぱ”?!でした。
そして両手にはデパートの紙袋を持っていました。
それぐらいで気にすることもないのですが、なぜか、その女性が通り過ぎるたびに、売り場の女性やお客が驚いたように女性を見つめたり、たじろいでいたのです。
本当に映画やドラマの演技のように、異常な驚きかたなのです。
その光景があまりにも異様で、自分たちはもの凄く気になり、その女性の前に出てみることにしました。
しかし女性自身も、その異様さに気が付いたのか足早になり、ちょっと走らないと追い越せないくらいになりました。
となりの彼女は怖くなったのか、「もういいよ、やめよう!」と、必死に自分の手を引っ張っていました。
そうこうしているうちに、女性は中央階段にたどり着き足早に駆け上がっていきます。
その時、屋上から降りてきた子供を連れた家族連れとその女性が階段で対面したのです。
ちょうど階段の折り返し点でのこと、子供は叫び、親たちも「うわっ」という声にならない声でたじろぎました。
下の階段にいた自分たちは、その光景にちょっとひるんだのですが、ココまで来たら後には引けません。
すると、その女性が自分たちの存在に気づき、コチラを振り向き目と目があったのです。
やっと、その女性の顔を見た自分たちは声も出ず、その場で立ち止まりました。
その顔はドーランを塗ったように白く、口は耳元まで裂け、目はつり上がった、まさしく「口さけ女」だったのです。。。
今でもその時の顔は忘れることが出来ませんし、思い出すたびに「ぞっ!」とします。
そこにはちょうどトイレがあり、女性は逃げるように入ってしまいました。
その姿を見た時は、何か罪悪感も感じてきましたが、自分たちは階段を上り、女性がトイレから出てくるのを、しばらくは屋上から伺っていました。
本当に「口さけ女」なのか? 確認したかったからです。
「帰ろうよ!」という彼女の言葉も無視して、それから1時間は待っていましたが女性はトイレから出てきませんでした。
自分たちはどうしても用事があり、結局デパートをあとにしました。
それから数年が経ち、TVで「噂の検証」的な番組があり、それで「口さけ女」の真相にせまっていました。
しかし結果は「単なる噂」で終わったので、よっぽどその時はTV局に電話して「オレは実際に見た!」と言おうと思ったのですが、受話器は上げませんでした。
実はずーっと引っかかっている「罪悪感」があったのです。
もしその女性が何らかの事故や病気でそのような顔になったのなら、自分はそのような人をしつように追いかけたことになります。
もしかしたら生まれもって、そのような顔だったのかもしれません。
だとしたら自分は興味本位で追いかけ回した罪深い人間です。
ましてや彼女は誰かに危害を加えたわけでもないのですから。。。
それを更に「口さけ女」を見た。などとTV局には言えませんでした。
このブログで書いちゃってますが・・・・
生活の中で気がつかないうちに自分の勝手な好奇心やわがままで人を傷つけている事って沢山あるのかも、、、
そう思ってしまい、自己嫌悪に陥ったこともあります。
ですが、、、
実はひとつ引っかかっている事があります。。。。
女性はデパートで買い物をしていたはずです。
両手にそのデパートの紙袋を持っていたのですから。
しかもとても目立つ出で立ちで、、、
それまでは普通に買い物をしていたことでしょう。
それがある時期から周囲もビックリするように変化したのでは?
と思えるのです。
でなければ、あんな状況では女性は最初から買い物は出来なかったはずです。
それがある時期から変化して周囲の反応に女性も気が付き、
急いでトイレに入ったのだと思うのです。。。。
そうとしか考えられないのです。。。
だとしたら、それって、何なのでしょう。。。
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だとしたら、、、、
すごすぎますね。
本当にいたんですね。。。
あの人の語り口調と雰囲気大好きです!